TOP/ナレッジ/ネットリサーチを使ったコンテンツマーケティング

ネットリサーチを使ったコンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、企業側から顧客や生活者に向かって呼び込みにいくのではなく、企業側に置いたコンテンツに惹かれて、顧客や生活者側から能動的にやってきてもらうようにするマーケティング゙手法のことです。そして、このコンテンツマーケティング゙を実現するために、関心の高いコンテンツを容易に生み出せる「ネットリサーチ」を利用することができます。基本的な段取りは、「消費者が興味関心を抱く調査を実施し、ニュースリリースとして配信する」ことです。これらを10のステップに分解し、具体的な運用方法を紹介します。

STEP1*

自社顧客の使う検索キーワードにひっかかるレポートタイトルを考える

ネットリサーチを実施する際、調査テーマやタイトルに必ず意識的に含めるキーワードを選定します。Google アドワーズ調査のキーワードツールを活用し、消費者の自社に対する興味を調査し反映するのが一般的です。このように発表タイトル、調査タイトルを先に決めてから、それらに即した調査内容を検討することで、ゴールが明確になるため準備がスムーズに進みます。
STEP2*

自社の事業に興味のある人に調査対象者を限定する

実際の調査では、必ずスクリーニング調査を実施して、適切な対象者を選抜してから調査を実施するようにします。
STEP3*

読まれるレポート構成を検討する

ネットリサーチの調査結果を実際にニュースとして取り上げてもらうためには、多すぎず少なすぎずのデータとサマリーがあり、広告的な要素がほとんどないような調査レポートの構成を意識するとよいです。
STEP4*

ダウンロードしたくなるランディングページを考える

ダウンロードページに重要な統計データとカラフルなグラフを掲載するなど、この先を見たいという「興味の継続」を利用してダウンロードボタンを押させる工夫が必要となります。
STEP5*

ニュースとして拡散する

ニュースサイトなどにプレスリリースを配信し、調査結果がニュースとして拡散するように仕込みます。リリース文に興味関心を得やすいキーワードが含まれていることが重要です。STEP1での工夫がここで活きてきます。
STEP6*

新たにソーシャルメディアも活用

自社のFacebookページ、Twitterアカウントなどの広報的なアカウントの開設を行い、それらを通しても調査レポートの公開を告知します。
STEP7*

PDCAサイクルをまわす

サイトのアクセス数や営業の見込みリード獲得数は大幅に改善されても、ここで終わりではありません。リリースにより気がついたことなどを、次回のリリースのためにフィードバックし、リリースを継続して実施することでより大きな効果がもたらされます。
STEP8*

継続実施に向け潜在的なトピックの調査

実際の調査結果や顧客の反応などから、新たな調査テーマやキーワードを抽出します。これにより次回以降の調査票作成、リリース準備にかかる時間や手間は圧倒的に短縮されます。
STEP9*

レポートのバージョンをタイトルに加える

アクセス数や見込みリード獲得数などの結果が出てきたら、検索エンジン対策として、タイトルを大きく変更することはせずシリーズ化してしまいます。最低でも月1回の実施を目安とし、「●●レポート●月版」といった感じのタイトルを付けます。
STEP10*

Webサイトのコンテンツも見直す

ネットリサーチの調査結果によって明らかになる問題に対して、解決策となるようなWebコンテンツに見直していくことで、導線として製品に結びつけられるチャンスです。
鮮度の高い調査結果を定期的に発信することは、広告費用を掛けずに行える新たなコミュニケーション手法として絶大な効果を発揮します。
また、継続することで蓄積されるコンテンツにより、その効果は相乗的になります。

ジャストシステムのコンテンツマーケティング(実例)

導入事例
Fastaskはさまざまな企業で導入されています。
mercari
Gaiax
somewrite
dip