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2015.09.07

1つの設問で聞くことは、1つまで

1つの設問のなかで、複数の観点の回答を得ようとしてはいけません。

図1をご覧ください。
未婚の方に、結婚に対する意向を聞く設問です。 あわせて、「したい」と回答した方は、その「年齢」も記載する構成になっています。

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このような設計だと、モニターは回答するのが面倒になり、「わからない」に回答が集中しがちです。 そうなると、統計にも支障を来たしてしまいます。

<解決策>
設問を2つに分けて、モニターが適切に回答できるように設計し直します。

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またQ2では、回答を選択肢で用意しました。 そうすることで、統計がぶれることなく、調査結果もスムーズに集計できます。 さらに、モニターの回答負担も軽減できるため、アンケートのスピーディーな回収にもつながります。

<まとめ>

特定の回答をしたモニターだけにさらなる質問をしたい場合や、モニターに回答の理由も答えてもらいたい場合など、いずれも設問を分けて聞く必要があります。 「1つの設問で聞くことは、1つまで」と常に念頭に置いて、調査表を設計しましょう。